高知工科大学は、高知県が設立し学校法人が運営する公設民営方式で1997年に開学した。私立大学の形態を採用したのは産官学民連携の推進に適しているとされたためである。 新生大学のネットワーク構築にあたって力を入れたのは、その運用体制である。継続的な費用や人事が絡む運用体制は一旦決めると変更が効きにくい。いずれ古びて入れ替わって行く設備自体に比べると、より重要な課題であろう。 開学2年以上前からの準備に加え関係者の理解や支援が得られ、ネットワーク運用センター(NOC)には専任の事務職員3名と委託SE4名が常駐することになった。ポリシーを決定しNOCのステアリングを握る組織として、寺田浩詔情報図書館長と著者を含む若干名の教職員からなる情報・ネットワーク委員会が当たっている。 余談であるが、このネットワークには河童のマスコットキャラがある。これは公募で決めた大学のキャラがあまり使われていないのを強奪したものである。もう時効成立であろう。 今後は、工科系単科私立大学で独立採算を目指す本学の予算事情を汲みながら、新たなニーズや技術を採り入れて設備・制度を更改するという第2のチャレンジが待っている。 (文責:菊池 豊) |
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From:CSIの5号はいかがでしたでしょうか。これまで発行間隔が不揃いでしたが、今後は年に2回のペースで発行する予定です。今回の特集をご覧になられて興味を持たれたセミナー、講演会がありましたら、ぜひ次回の機会にご参加ください。お待ちしております。(TY)
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