新規サービス開始の裏側
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前号でもお知らせしましたように、従来より当協議会の中心的な事業として行ってきた「インターネット接続事業」は2004年4月1日、SuperCSIという形で再スタート致しました。SuperCSIはブロードバンド時代の急速な技術革新に柔軟に対応できるばかりでなく、当地域における大学等の教育研究機関の先進的なインターネット利活用技術の研究開発基盤としてのポテンシャルを兼ね備えたネットワークです。
そこで当協議会ではSuperCSIをより有効に利用するために、これまでの活動のなかで当協議会や会員組織において開発された技術や今まさに標準化が行われたばかりの最新技術、規模的に会員組織単独では実現が難しいが会員組織全体では実現可能な技術などを選定し、SuperCSI上で実現するための方策を検討する組織として、SuperCSI技術委員会を立ち上げました。SuperCSI技術委員会は当協議会のメンバーとSuperCSIの運用・保守・会員向けソリューション活動を担当するNTT西日本グループのメンバーが対等な立場で活動できるように構成され、実現すべき技術の選定から運用面での問題点の検討、試行運用を経て本運用(サービス化)に至るまでのプロセスをその活動範囲としています。
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SuperCSI技術委員会の活動の成果として、2004年11月1日よりIPv6接続サービス(*1)が開始されました。これまではごく一部の研究機関でしか利用するのが難しい技術という感のあったIPv6ですが、今後は従来のインターネット接続サービスと同様にSuperCSIの標準機能として提供されます。IPv6接続サービスと時を同じくして、ライブ中継サービス(*2)の試行運用、また2004年12月1日にはTV会議多地点接続サービス(*3)も開始されました。これらは投資効率という点で会員組織単独での実現は規模的に難しいサービスですが、会員組織全体の規模で見れば有用であり、サービスとして成り立つということを実際の運用を通して実証するために行われるものです。
このように、試験的にであれ先進的なサービスを機動力を持って導入できることはSuperCSI技術委員会の特徴のひとつであると同時に、また当協議会の存在意義でもあると考えています。会員の皆様にはご理解とご協力をいただきますとともに、SuperCSI技術委員会の今後の活動にご期待ください。
(*1) http://www.csi.ad.jp/ipv6-announce.html |
CSI役員・運営委員 (2004年12月23日現在) | |
理事長 | 吉田 典可 |
副理事長 | 相原 玲二、染岡 慎一 |
理 事 | 片山 博昭、小関 祐二、土肥章裕、西村浩二、前田 香織、前田 真理 |
監 事 | 石永 正隆、大場 充 |
運営委員 | 相原 玲二(委員長)、前田 香織(副委員長)、今井一雅、上野 優香、河野 英太郎、田島浩一、 玉井 基宏、椿 康和、土肥章裕、西村 浩二、原田 隆、前田真理、松川正義 |
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