「マメdeがんす」プロジェクト 中間研究発表会を開催

利用促進部会・副査 前田 真理
(広島市立白島小学校)

 クリスマスソングで街がにぎわう2001年12月25日。当協議会は、「地域におけるネットワーク啓発事業」の一環として、「広島地域の学校における高度マルチメディア通信に関する研究プロジェクト(「マメdeがんす」プロジェクト)」(運営委員会主催)の中間研究発表会を広島メルパルク(広島市中区)において開催しました。会には、年末のあわただしい時期にもかかわらず定員を上回るのべ118名の方にご出席いただきました。

 本研究発表会では、基調講演の講師として堀田龍也先生(静岡大学情報学部助教授)をお招きし、総合的な学習の時間での取り組みを中心にした情報教育、とくにマルチメディアを活用した教育実践のあり方についてご講演頂きました。

 会の後半は、プロジェクト代表の前田香織理事(広島市立大学助教授)が実験の趣旨と概要を解説した後、3件の実践発表がありました。アフリカからの皆既日食中継を生かした「総合的な学習の時間」の取り組み、専門家による遠隔授業、音声遅延を克服して行われた3地点遠隔合唱と、いずれも高品位のマルチメディア通信を効果的に活用した授業実践に、活発な質疑応答があり、マルチメディア通信が開く教育の可能性に寄せる期待の大きさが感じ取れました。

 基調講演の堀田先生、ご参加の皆様、ありがとうございました。なお,本研究発表会は(財)コンピュータ教育研究開発センター(CEC)の推進する平成13年度Eスクエア・プロジェクト・地域企画「インターネット教育利用の地域活動支援」事業の一部として、当協議会が主催し、利用促進部会が担当いたしました。
講師の堀田先生
発表の先生方
長谷先生 杉浦先生 森保先生

「CSI技術セミナー2001」の開催について

技術運用部会・副査 河野 英太郎
(広島市立大学 情報処理センター)

 2001年11月5日(月)、広島大学東千田キャンパスにて現在非常にホットな話題であるMobile IPをはじめ、無線LAN、Bluetoothなどをテーマとした「CSI技術セミナー2001」が当協議会および中国情報通信懇談会様の主催、総務省中国総合通信局様のご後援を頂いて開催されました。当協議会では、この分野、特にMobile IPでの最先端の研究に携わっておられる寺岡 文男教授(慶応大学理工学部)をお招きしご講演頂きました。RFC(Request For Comment)やInternet Draft 等読んだだけでは少しとっつきにくい感じがある Mobile IP ですが、具体的な例を挙げて丁寧に説明をしていただきました。

 また、関係する様々な開発研究動向について、関係する企業等から3件の発表がありました。参加者は68名でした。なお、当日の様子は当協議会のホームページ(http://www.csi.ad.jp/)からも参照できますので、ご覧下さい。

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