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CSI ネットワークマスター 虎の穴 第5回
  〜ネットワーク初心者・新入社員向け特別講義〜

『インターネットは仕組みを理解して利用しよう』

講師

船戸 正和様

『情報セキュリティ 〜会社でネットワーク利用する際の心得〜』

講師

川口 修司様

第5回 開催を終えて 〜レポート&開催風景〜

4月13日(木)に、本年度第1回となる「CSI ネットワークマスター 虎の穴 第5回〜ネットワーク初心者・新入社員向け特別講義〜」をまちづくり市民交流プラザにて開催いたしました。

昨年7月よりネットワーク技術者向け定期セミナーとして開講した「CSI ネットワークマスター 虎の穴」ですが、昨年はネットワーク技術の基礎知識を持った方を対象として講義内容を構成していたため、初心者には難しい内容となっていました。

そこで、本年度の第1回目となる今回のセミナーでは、ネットワークの基礎知識を学習する講義構成で開催いたしました。

学内、企業内のネットワーク管理に携わる方を中心に約40名の方にご参加いただきました。

株式会社日本レジストリサービス(JPRS) システム部の船戸 正和様に「インターネットは仕組みを理解して利用しよう」と題して、インターネットに関する基礎的な技術をご解説していただきました。

パケット通信、TCP/IPなどの通信プロトコル、DNSの仕組みなどを中心に、通信の基礎的な仕組みを非常に分かりやすくご説明いただきました。
特に、JP DNSを管理・運用されているお立場から、DNSの仕組みについて現場の目線で詳細にご解説いただきました。

 DNSサーバの階層配置、反復的な問い合わせの手順、DNSサーバの種類 など

最後にまとめとして、「インターネットの基礎的な仕組みを理解することにより、より便利に安全にインターネットを利用することができる。今回ご紹介した内容以外にも様々な通信の技術が存在するので、これからも学び続けて欲しい」と述べられました。

株式会社三菱総合研究所 情報セキュリティ研究グループリーダーの川口 修司様に「情報セキュリティ〜会社でネットワーク利用する際の心得〜」と題して、情報セキュリティに関する包括的なご解説をいただきました。

はじめに、情報セキュリティとは「情報資産に対する様々な脅威のよるリスクを軽減する取り組み」とご説明し、情報セキュリティに対する社会的責任の重さが年々高まっている現状をご解説されました。

「情報セキュリティ対策には技術・組織・制度の3つのアプローチのいずれも重要なのだが、システム部門に全責任を押しつけられる会社がまだまだ多い」と述べ、社会的に情報セキュリティを正しく理解して取り組んでいる会社がまだまだ少ないことを懸念材料として挙げられました。

不正アクセス、コンピュータウィルスなどの情報セキュリティに対する脅威を具体事例を交えながらご解説いただき、参加者の皆様も大変興味深い様子でした。
政府、企業、個人を巡る最近の情勢についても言及され、情報セキュリティ問題を取り巻く全体像をとても分かりやすくご説明いただきました。

最後に、情報セキュリティを取り組む上での実践のツボとして、情報セキュリティガバナンス、ベンチマーク、事業継続計画(BCP)について取り組み方法をご紹介いただきました。

次回の「CSI ネットワークマスター 虎の穴 第6回 〜ネットワーク構築マスター編〜」は7月に開催を予定しております。
今回のセミナーで基礎を学んでいただいた皆様が、更なるステップアップとして次回のセミナーにご参加いただくことを期待しております。よろしくお願いいたします。

お問い合わせ先

CSI事務局 セミナー担当:池上

セミナー専用Tel:090-7772-5114 (受付時間 平日10:00-18:00)
e-mail:seminar-sec[at]csi.ad.jp

主催:特定非営利活動法人 中国・四国インターネット協議会(CSI)