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よくわかるIPv6セミナー・CSIインターネット利用研究会

よくわかるIPv6セミナー・CSIインターネット利用研究会

11月12日(土)、広島県情報プラザにて「よくわかるIPv6セミナー・CSIインターネット利用研究会」を開催いたしました。

「よくわかるIPv6セミナー」は「CSI ネットワークマスター 虎の穴」の特別講演として「IPv6ネットワーク」という新しいグローバルネットワークを利用して、皆様の暮らしがどのように安心・安全になるか、そのライフデザインを予測いただけるような講演を行いました。

また、「CSIインターネット利用研究会」では、インターネットを利用した、より安全で便利な社会を築くための先進的な技術開発や活用事例についての報告を行いました。

CSI会員様、およびネットワークに興味を持つ一般の方々等、約60名の皆様方にご参加いただきました。

〜レポート&開催風景〜

冒頭の開会挨拶にて、中国・四国インターネット協議会(CSI)理事長であり広島大学理事・副学長の椿 康和先生より本イベントの趣旨をご説明いただきました。
「今回のセミナーでは、「IPv6がひらく安心・安全な社会」をテーマとして、IPv6の概要解説と医療や防災への応用事例について講演を行います。IPv6についてご理解いただく良い機会になると考えています」(椿理事長)

11:00-12:00 CSIインターネット利用研究会

「授業外でのインターネット利用〜小学校における携帯連絡メール送信実験〜」
広島市立井口明神小学校
平井ひづる先生

携帯メールを使用した緊急連絡体制を整備する取組みをご説明いただきました。
実施するにあたって困った点、現在の利用状況、今後の展望などをお話しいただきました。

「シームレスな学習空間を活用した小大連携事業に関する一考察」
広島市立白島小学校
前田真理先生

小学校と大学との間で行われた遠隔授業の様子をご紹介いただきました。
全国的に見ても先進的な取組であり、学校関係者のIPネットワークへの深い理解に感銘しました。

13:30-16:50 よくわかるIPv6セミナー 〜新しいグローバルネットワークで
          実現するみんなの安心・安全なくらし〜

「IPv6について概要説明」
中国・四国インターネット協議会
広島大学情報メディア教育研究センター
西村浩二先生

IPネットワークの基礎的説明からIPv6の利点までをとても分かりやすくご説明いただきました。

「IPv6ネットワークを利活用した防災システム」
IPv6普及・高度化推進協議会事務局
三菱総合研究所次世代社会基盤研究グループ・リーダー
中村秀治氏

現状の災害情報ネットワーク、また行政機関毎の縦割りシステムの問題点を取り上げ、IPv6を使用したネットワークの共通基盤化をおこなことで、問題が解決される点をご説明いただきました。
また、IPv6の普及に最も近いお立場から、なかなか聞くことができない、IPv6の現状・将来像をご紹介いただきました。

「ITの医療応用としての戦略的防衛医療構想―ゼロクリックによる逆ナースコールと情報薬の開発―」
札幌医科大学大学院医学研究科生体情報形態学 教授
辰巳治之氏

医療におけるIT利活用の重要性に焦点を当ててご講演いただきました。特に、体重計・体温計などで測った各種身体情報をデータセンターに送信・蓄積し、異常値を自動検知することを「情報薬」と題し、ご自身の体験も踏まえてご紹介いただけた点は、参加者も大変興味深く聞いていらっしゃいました。

本イベントが、中国・四国地域におけるネットワーク社会の繁栄に多少なりとも貢献できたことに大変嬉しく思っております。
CSIはこれからも様々な活動を通じて、中国・四国地域のネットワーク社会繁栄に貢献していきます。

お問い合わせ先

CSI事務局 セミナー担当:池上

セミナー専用Tel:090-7772-5114 (受付時間 平日10:00-18:00)
e-mail:seminar-sec[at]csi.ad.jp

主催:特定非営利活動法人 中国・四国インターネット協議会(CSI)