設立趣意書

平成17年(2005年)7月11日

広島地域IPv6推進委員会設立趣意書

1.設立の目的

今日、インターネットは広く普及し、既に社会基盤の一部となっている。

し かし、現在インターネットでもっとも利用されている通信プロトコルであるIPv4(Internet Protocol Version 4)は、このような大規模かつ広範囲な利用形態を想定していなかったため、利用できるアドレス空間の制限や、セキュリティの確保等の課題を抱えている。

IPv6(Internet Protocol Version 6)は、IPv4をベースに、アドレス空間の増大、セキュリティ機能の標準実装、ネットワークの自動設定や通信品質保証のための機能を持つ次世代インター ネット用プロトコルであり、新しい社会基盤のための技術として期待されている。IPv6対応製品やネットワークサービスが次々と市場に登場し始めた現在、 IPv6の技術は、実験・開発段階から、本格的に一般へ普及する段階へと進みつつある。

広島地域IPv6推進委員会は、IPv6の技術的課題を検討するとともに、広島地域においてIPv4からIPv6への移行が確実かつ円滑に行なえることを実証し、IPv6の導入及び普及を推進することを目的とする。

本会はこの目的を達成させるため次の活動を行なう。

1. 当地域におけるIPv6に関する技術的課題の検討
2. IPv4からIPv6への移行に関する試験的活動の企画立案、及び実施
3. 前項の試験的活動をもとにしたIPv6の普及・定着に向けた活動の実施
4. その他、本会が必要と認めた活動

2.発起人氏名

志賀賢治(広島市企画総務局情報政策課 情報政策担当部長)

相原玲二(広島大学情報メディア教育研究センター教授 中国・四国インターネット協議会副理事長)

西村浩二(広島大学情報メディア教育研究センター助手 中国・四国インターネット協議会理事)

前田香織(広島市立大学情報処理センター助教授 中国・四国インターネット協議会理事)

山本泰三(NTT西日本広島支店ソリューション営業部 部長)

岸本照之(NTTネオメイト中国ITビジネス本部 担当部長)

梅山太一(NTTネオメイト中国ITビジネス本部 担当課長)

3.活動期間・会員等

活動期間  当面2年間(1年で見直し予定)

会員     上記趣意に賛同いただき、活動に支援頂ける団体または個人

会議実施  基本的に1ヶ月毎に実施

4.2005年度活動予定

・7月15日 中国JGNⅡシンポジウム IPv6マルチキャストによるHD映像配信実験
・8月~翌年月 総務省IPv6移行実証実験(学校間映像中継)<予定>
・8月~ IPv6映像コンテンツ配信実験

5.事務局(本件連絡先)

〒730-0011 広島市中区基町6-77 NTT基町ビル4F

NTTビジネスソリューションズ株式会社 中国支店 ITビジネス部 ビジネスサービス担当

TEL:082-226-3335 E-Mail:ipv6-sec@supercsi.jp

(※1 平成18年(2006年)7月1日から会社組織変更により株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト中国から株式会社NTT西日本-中国に変わりました)
(※2 平成25年(2013年)10月1日から会社組織変更により株式会社NTT西日本-中国からNTTビジネスソリューションズ株式会社に変わりました)